趣味や健康増進のため、また音楽療法などにおいて、楽器演奏を希望する人は非常に多い。研究会代表（赤澤堅造）らは大阪大学在職時から継続して、“難しい楽曲でも簡単に演奏できる”，“演奏を楽しめる”，“上達が出来る”、という３つのコンセプトを満足する新しいタイプの電子楽器Cymis (Cyber Musical Instrument with Score) の実用化を目指して研究開発をしているところである。体感を重視したヒューマンインターフェースデバイスに技術的な新規性があり、楽譜情報・プログラム内蔵に特色がある。本コンピュータ楽器システムは、モニタディスプレイ，パソコン，音源，スピーカおよびヒューマンインターフェースデバイス（指動作検出用イメージセンサ、タッチパネル、笛型呼気センサ、力計測可能なマウス、など）から構成される。楽譜理解がほとんど障壁とならなく、子供から高齢者まで初心者が楽曲を容易に、かつ深みを持って演奏できるバリアフリーの電子楽器である。また、できるだけ多くの障害者の方々にも使用していただけるように、部分的な改良を施すことも検討しているところである。
本研究会は、コンピュータと音楽、楽器、およびウエルネスに関する情報を交換し、Cymisと音楽を通してアカデミアおよび実社会へ貢献することを目指しており、具体的には以下の項目を主たる用務とする。
- Cymisに適した楽曲コンテンツに関する発表と情報交換
- ハードウエア、ソフトウエアの高機能化に関する発表と情報交換
- Cymisを用いての演奏会を開催し、会員間の親睦、コンピュータ楽器の現状理解と展望に関する情報交換
- Cymisの普及に関する情報交換
Cymis研究会組織
代表：赤澤堅造 （大阪大学 名誉教授）Cymis研究会事務局
常設の研究会事務局はありません． 下記のメールアドレスへメールにてお問い合わせください． 担当幹事へ転送されます．
info[at]cymis.jp 迷惑メール防止のため，[at]は@に変更してください．